2026年、ルーヴル美術館が大きく変わろうとしています。
「改修中でも入れるの?」「モナリザは見られる?」「入場料が上がったって本当?」
パリ旅行を計画している方なら、気になることが多いはずです。
結論からお伝えすると、ルーヴル美術館は完全閉館ではありません。「新ルネサンス」(Nouvelle Renaissance)と名付けられた大規模改修プロジェクトが2026年1月に始まりましたが、開館を続けながら工事が進められます。
完了予定は2031年。約6年間にわたる、美術館の歴史の中でも最大級の改修です。訪問を計画している方のために、現時点で分かっている情報をまとめました。
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2026年の変更点まとめ
・入場料: 32ユーロ(EEA域外・日本人観光客対象)
・改修期間: 2026年〜2031年
・主要作品(モナリザ・ニケ・ヴィーナス)は鑑賞可能
・一部展示室は順次閉鎖
▶ チケットは事前予約が必須
[公式サイトで予約(32ユーロ)]
[日本語ガイド付き優先入場チケット]
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ルーヴル美術館『新ルネサンス』計画の全貌
工事の概要
- 開始時期: 2026年1月(予定)
- 完了: 2031年(予定)
- 総工費: 公式発表は非公開(※現地報道では最大8億〜10億ユーロ(約1,300億〜1,600億円以上)規模になると推計。入場料、寄付金、ルーヴル・アブダビ収益で賄う)
- 開館状況: 完全閉館ではなく、部分的に開館
改修の目的
- 老朽化した施設の修復(水漏れ・空調対策)
- 来館者数の増加への対応(混雑緩和)
- 収蔵品の保存環境改善
- 館内セキュリティ・防犯インフラの抜本的な刷新
- 持続可能な財政運営
主な改修内容と最新アップデート
1. モナリザ専用ギャラリーの新設
現状の課題
モナ・リザ展示室(国家の間)は常に大混雑しており、ゆっくり鑑賞することが困難です。記念撮影の列で長時間待機する必要があり、満足度の低下が問題視されていました。
改修後(2026年最新情報)
- 方形中庭(Cour Carrée)の地下に誕生
最新の設計プランにより、新ギャラリーは中庭の地下空間を活用し、約3,000平方メートルもの広大な専用スペースとして整備されることが決定しました。 - 独立ルートの導入:他の展示室を経由せずに《モナ・リザ》だけを最短で鑑賞して帰れる「単独の動線」と「専用チケット制」が導入され、劇的な混雑緩和を目指します。
2. 東側エントランスの設置(2026年5月設計チーム決定)
現状の課題
現在のメイン入り口である「ガラスのピラミッド」に長蛇の列ができ、入場まで1時間以上待つことも珍しくありません。
改修後(2026年最新情報)
- 世紀のプロジェクトを担う建築家が決定
2026年5月、フランス文化省より国際建築コンペの勝者が正式発表されました。ニューヨークの有名事務所「セルドルフ・アーキテクツ(Selldorf Architects)」とパリの「スタジオ・アーキテクチャー(STUDIOS Architecture)」の共同チームが設計を担当します。 - 歴史的な「堀」を活かした2つの新入り口
17世紀に建てられた東側ファサード「大コロナード(Grande Colonnade)」の前に広がる歴史的な堀(モート)を活用し、左右に対称的なスロープを配置した2つの新しい地下入り口が新設されます。 - 周辺の環境整備
景観デザインは「BASE」が担当し、堀の部分は美しい庭園へと生まれ変わります。さらにスロープの下には、利用しやすいカフェや書店なども併設される予定です。
3. 地下展示室の整備
改修内容
中庭の地下空間をダイナミックに活用し、新たな展示スペースを確保。これまでスペースの都合で眠っていた、より多くの貴重な収蔵品を公開可能にします。
4. 施設インフラの改善
主な改善項目
配管システムの刷新による水漏れ対策、空調設備の最新化、断熱性能の向上など。前回の大型改修(1980年代のグランド・ルーヴル計画)から数十年が経ち、技術的に陳腐化していたインフラを21世紀基準へとアップデートします。
訪問者への影響
開館状況
改修期間中、美術館は完全には閉館せず、エリアを区切りながら部分的に開館される予定です。
開館を続けるエリア(主要作品)
- モナ・リザ(専用ギャラリー完成までは従来の「国家の間」または館内仮設展示にて公開)
- ミロのヴィーナス
- サモトラケのニケ
- その他、館内を代表する超人気作品
閉鎖される可能性のあるエリア
- 工事進行中の展示室(順次閉鎖・ローテーション)
- 一部のテーマ別展示室や、特定の時期に限定公開される作品
通路の閉鎖による遠回りに注意
主要作品自体は公開されていますが、工事の仕切り壁が設置されるため、「いつも通れる近道(ショートカット)が通行止めになり、大幅な遠回りを強いられる」ケースが多発しています。館内ではスタッフの誘導や臨時の案内表示にしっかりと注意を払いましょう。
入場料と資金調達(値上げの裏側)
改修工事に伴う費用の一部は、入場料、寄付金、そしてルーヴル・アブダビからの収益で賄われます。フランスの税金は投入されず、民間資金や美術館の収益を中心に運用されるのが特徴です。
追記(2026年現在)
2026年1月14日より新しい料金体系がスタートしました。EEA(欧州経済領域)域外(日本を含む非EU/EEA)からの訪問者の入場料は、これまでの22ユーロから32ユーロ(約45%の大幅引き上げ)となっています。
なぜこれほど値上げされたのか?
観光客にとっては手痛い値上げですが、これにはインフラ修復だけでなく、館内の防犯・セキュリティ体制の抜本的な刷新という背景があります。2025年秋に館内で発生した大規模な宝飾品盗難事件(約8,800万ユーロ相当の被害)を受け、世界最高峰の美術品を守るための最先端の警備インフラの導入が急務となったため、この入場料引き上げ分がその重要な財源として活用されています。
改修期間中の見どころと効率的な回り方
改修工事が行われている期間中であっても、ルーヴルが誇る「3大至宝」は効率よく鑑賞可能です。館内のボトルネック(混雑による滞留)を回避するための黄金ルートをご紹介します。
3大至宝を最短で制覇する「黄金ルート」
3つの作品はすべて「デノン翼(Denon)」と「シュリー館(Sully)」に集まっているため、回る順番を工夫すれば1時間〜1時間半ほどで鑑賞可能です。
- ガラスのピラミッドから入場
- まずは「モナ・リザ」へ直行(一番混雑するため最優先)
場所: デノン翼 1階(日本でいう2階)ルーム711「国家の間」 - 隣の「サモトラケのニケ」へ
場所: デノン翼 1階、ダリュの大階段の踊り場(モナ・リザの部屋を出てすぐ) - 階段を降りて「ミロのヴィーナス」へ
場所: シュリー館 0階(日本でいう1階)ルーム345(ニケの階段を下に降り、そのままシュリー館の古代ギリシャ美術エリアへ進む)
混雑を避ける時間帯選び
一部のエリアが工事で狭くなっているため、人の流れが特定の通路に集中しやすくなっています。混雑のピークである11:00〜15:00の間は避け、以下の時間帯を狙うのが鉄則です。
- 朝一番(午前9:00入場の回)
開館と同時に主要作品へスムーズにアクセスできます。 - 夜間開館(水曜日・金曜日の18:00以降)
比較的団体客が少なく、落ち着いて回ることができます。
さらにお得に回るなら|夜間無料開放を活用
毎月第1金曜日の18時〜21時は、すべての方に無料開放されます。混雑が昼より少なく、照明に浮かび上がる3大至宝はまた格別です。
訪問予定の方へ|確認事項
公式サイトで最新情報をチェック
改修の進捗や閉鎖される展示室の詳細については、日々変動します。美術館に到着したら、公式サイトの開館スケジュールページで最新の「List of available galleries(開館・閉鎖ルームスケジュール)」を確認することをおすすめします。
▶︎ ルーヴル美術館公式サイト
チケット予約方法
改修期間中も事前のオンライン予約(日時指定)が必須です。
▶︎ ルーヴル美術館公式サイトから直接購入(32ユーロ)
▶︎ ルーヴル美術館入館チケット(日本語で簡単予約ガイド付き)
パリ・ミュージアムパスも対象
パリ・ミュージアムパスはルーヴル美術館も対象施設です。オルセー美術館、ヴェルサイユ宮殿など、パリおよび近郊の50以上の主要施設に入場できるお得なパスで、複数の美術館や観光名所を巡る予定がある方には、特におすすめです。
旅のインフォメーション
実際の旅で長年愛用している、移動・宿泊の比較・予約サービスをご紹介します。 いずれも日本語・日本円に対応しており、最安値が見つかりやすいサービスです。
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さいごに
ルーヴル美術館『新ルネサンス』計画は、世界で最も訪問者の多い美術館の未来を見据えた大規模プロジェクト。2026年1月からの改修期間中も、ルーヴル美術館は部分的に開館を続けます。モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケなど主要作品は引き続き鑑賞可能ですが、一部展示室の閉鎖や料金改定(22ユーロ→32ユーロ)には注意が必要です。
2026年5月には待望の建築家チームも決定し、モナ・リザ専用ギャラリーの設置や東側新エントランスの導入など、来館者体験の大幅な改善に向けて本格的に動き出しています。訪問前には必ず公式サイトで最新情報を確認し、事前予約を忘れずに。
2026年以降のパリ旅行を計画中の方は、この記事の情報を参考に、新しく生まれ変わるルーヴル美術館の魅力をイチ早く体験してください!
ルーヴル美術館(Louvre Museum)
開館時間: 9:00-18:00(水・金曜は21:00まで)
休館日: 火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
入場料:22ユーロ (32ユーロ|EEA域外からの訪問者)
オーディオガイド: あり(改修期間中は一部提供中断の可能性)
住所: Musee du Louvre 75001 Paris
アクセス: メトロ1・7号線「Palais Royal - Musée du Louvre」駅
公式サイト: ルーヴル美術館公式サイト
改修期間: 2026年1月〜2031年(予定)
訪問前に公式サイトで開館状況を必ず確認

